[その1]とび職(鳶職)ってどんなお仕事?
とび職の仕事というと、
『高いところで仕事をしている』
『命を落とす危険をともなう仕事』
という、イメージがあります。
では、実際に『とび職(鳶職)の仕事』は一体どんな内容なのか?
ご紹介していきたいと思います。
現場の王様、とび職人(鳶職人)
工事現場は、『とび職に始まり、とび職に終わる。』と言われています。
まず、どの職種よりも先に工事現場に入り、現場の囲いを組みます。
次に、建物の基礎となる鉄骨を建てたり、建物の外周に足場を組みます。
大型現場になると、タワークレーンを組み立てたり、解体もします。
そして、高くて危険な場所にも「とび職」が一番最初に乗り込み、
他職が安全に作業できる為の足場を組んだりもします。
そのため、「とび職」がいないと工事がはじまらないことから、
『とび職に始まり、とび職に終わる。』と言われているのです。
工事現場では一目置かれる存在であり、
現場を引っ張っていくリーダーで尊敬される存在なのです。
とび職(鳶職)の仕事は専門分野に分かれる
続いて、とび職の仕事を具体的に説明していきます。
とび職の仕事はいくつかの専門分野に分かれています。
働く会社によって、どの分野かは様々です。
足場とび
他職が安全に仕事をできる為の足場を組むとび。
足場の主な用途は、内部工事用、外部工事用、補修工事用など。
コンサートステージを足場で組立てるのもとびの仕事です。
鉄骨とび(機械とび)
クレーンを使い、ビルの基礎となる鉄骨を組立てるとび。
大型現場などでは、タワークレーンを組んだり、
工事用エレベータなどを組立てたりもする。
橋梁とび
主に高速道路や橋を架ける鳶。
球場やドームなどの特殊な鉄骨工事なども多く、
鉄塔や、ダム工事なども橋梁とびが行う事が多い。
基本的に出張が多いと聞きます。
重量とび
建物内部での重量物の搬入、設置をするとび。
プラントや電気設備工事の大型機械などを扱うことが多い。
続いて、[その2]
一流のとび職人(鳶職人)になる為には
とびの仕事について、さらに詳しい内容はこちらのサイトで紹介されています。
日本初、鳶職の仕事に関する書籍が発売