[その3]とび職(鳶職)の一日。
現場仕事は朝が早いと聞いた事ありませんか?
一般の『建設現場』を例に、一日の様子を紹介したいと思います。
一般的に工事現場は朝八時から朝礼が始まります。
現場には30分から1時間前には到着していたいですね。
朝礼ではその現場で働く人全員が集まり、
業者ごとに一日の作業の流れなどを説明したりします。
朝礼後は、各業者ごとに集まり、
KY(危険予知)ミーティングをして、持ち場で作業に取りかかる。
いざ、作業開始!工事現場での作業時間は・・・
朝礼〜KY終了後、作業に取りかかります。
- 10時には小休止。(10〜30分程度)
- お昼休みは12時から13時。
- 15時にも小休止。(10〜30分程度)
- 定時の作業終了時間は17時。
となっています。
作業の内容や現場の状況によっては
朝は8時より早くから仕事を始めたり、
17時以降も働いたり、
夜勤もあったりします。
基本の就労時間である8時〜17時以外の時間は
時間外手当がもらえます。
とび職(鳶職)のお休みは?
休日は現場によって違います。
ここでも、一般の『建設現場』を例に説明したいと思います。
基本的に休みは日曜日のみ。
ただし、近隣協定などの理由で
土日祝と休みになっている現場も見かけます。
年末年始、五月の大型連休、盆休み。
これらの連休は設定している現場が多いですが、
中には、改修工事関係などは、一般企業や学校関係の施設など、
連休の時にしか出来ないような工事もあります。
働いている会社や現場の状況などによって、異なるので参考ていどに。
雨の日はお休み?
よく現場の仕事は雨などの天候が悪い日は休みになる。
と、耳した事はありませんか?
休みになることもあれば、そうでない事もあります。
これも働いている会社や現場の状況、働く職種によって異なります。
とび(鳶)の仕事に関しての主な例を紹介します。
雨の日は作業が中止
仕上げ作業に絡みのある足場解体作業などは、雨で中止になることがあります。
マンション等、外壁の仕上げ作業や補修工事などは天候の影響を受けやすく、
それにより、足場を解体する作業などが中止になることがあります。
雨でもお仕事
大型工事現場などは雨でもお休みにはなりません。
特に、鉄骨建方などのクレーン作業をするときは、
資材の搬入があったり、翌日の搬入や工程の関係で
雨の中でも作業をします。
クレーン作業は、風が強いと中止にもなりますが、
それはクレーンを使っての作業が中止ということで、
仕事がお休みになることは、あまりありません。
台風が来た!
このような時は、働いている現場の規模によりますが、
ほとんどが仕事で、ここぞとばかりに、とび職(鳶職)が現場に呼ばれます。
台風対策の為の作業をしなければならないので、お休みにはなりません。
規模の大きい現場になると、泊まりで待機などもあります。
大雪も同様です。
⇒[その4]とび職(鳶職)に必要な資格について
工事現場について、さらに詳しい内容はこちらのサイトで紹介されています。
とび職本